五色の色眼鏡

色眼鏡で前がみえない…。 独断と偏見にみちたアニメの感想です。

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『喰霊‐零‐』感想

ゴールデンウィークですね。この休みを利用し、『喰霊‐零‐』を一気見。今日一日で、全十二話を全部見てしまいました。実は、放送当時録画だけはしていたんですよ、この作品。でも、それほど興味もなくて・・・。でも、今年に入って、何かと話題となっていたことを知り、見ようかと思っていたんです。が、録画していたのビデオだったし・・・。時間ないし・・・。で、踏ん切りがつかずじまい・・・。やっと今日になって、録画していたビデオを引っ張りだして、見ることに相成ったわけです。見てみたら、4話と11話が録画されてない・・・。しかたなく、動画サイトで補完しましたよ・・・。原作については、こんな認識から分かるように、読んだことありません。

感想は、面白かったです。

東京に大量の怨霊の発生。環境省・自然環境局・超自然災害対策室の面々は、その対処にあたっていた。そのなかには、中学生の土宮神楽の姿もあった。だが、彼女たちの前にカテゴリーAとして姿を現したは、彼女らの仲間だった諌山黄泉だった。姉妹のような仲だった神楽と黄泉。そんな黄泉が、神楽の前に敵として立ちふさがる。二人に何があったのか。その物語が紐解かれる・・・、という話かな。

原作の前日談のようですね。神楽の成長の話、というより、黄泉の転落の話、ってかんじですね。そして、独特な構成で描かれた、思いのすれ違いと人間の弱さを描いた作品、という感じでした。それにしても、第1話はなんだったのでしょうかね。第1話だけ、本編と直接関係のない主人公によって話が展開するという・・・。事件自体を違う視点を入れることで、多角的に捉え、同時に視聴者を驚かす、という意味では効果があったのかなぁ、とも思いますけど。実は自分、以前に第1話と第2話だけ見ていたんですよ。で、その時点で、「これは・・・・」と思ってしまいまして。だって、1話2話を見ただけでは、誰が主人公なのか全然わからないんだもの・・・。どう話が展開していくのか、全然わからないんだもの・・・。第2話からが、神楽と黄泉の本筋のストーリーなんですが、その第2話も全体のなかの途中の話という・・・。でも、見終わってみれば、こういう話の構成も良かったのかな、と思いますけどね。結局、第3話が、実質的な第一話でした。

で、神楽と黄泉の過去の話。はじめのうちは軽い感じの話で笑いをとるようなシーンも多いんですが、いかんせん第2話の状況を知っているため、素直に楽しめなかった・・・。どうしても、「どう展開するんだ?」って気になってしまって・・・。いい意味でも悪い意味でも、「次は?次は?」という感じになってしまったよ。設定を語る部分も多く、「なかなか話が展開していかないなぁ」なんて思いながら見ていました。結局、第1話2話の衝撃がおおきかったのかなぁ。

しかし、黄泉の義父が死んでからが本領発揮。すごい勢いで話が展開していった感じでした。黄泉を不幸に貶める大人の醜い企み、冥との憎しみをぶつけあうかのような戦い、黄泉が話せなくなったことで拍車していく誤解、ついには悪魔の力を得てしまう黄泉、と、ほんとすごかった。ここまで黄泉をどん底まで落とすのか、って感じですよ。しかも、黄泉が悪いことをしていないのがねぇ・・・。ひたすら周囲に翻弄されていく様が、ほんと可哀想でした。そして、このことを裏で操っている殺生石をもつ少年が、憎たらしくて、憎たらしくて・・・。

そして、カテゴリーAとなった黄泉の登場。ここで、第2話とつながるという。ただ、黄泉が姿を消してから、もう少し時間を開けてほしかったなぁ。ひたすら勢いのまま突っ走った感じでしたが、一度話を落ち着かせてほしかったというか。まぁ、あまり時間を置かなかったからこそ、飯綱と神楽の黄泉に襲撃されたときのヘタレさに、ある程度の説得力を持たせられた、って感じもしますけど。それにしても、飯綱はなぁ・・・。あの場面、あれほど情けない振る舞いをしていたとは・・・。まだ、刀を抜いて応戦していた神楽のほうが立派に思える。まぁ、神楽も、彼女の父親の死は、彼女のせいって感じなんですけど・・・。

それにしてもたくさん人が死にますね。仲間だろうがなんだろうが。神楽と黄泉の決戦のときには、神楽の仲間もほんとに少ない・・・。さて、その対決なんですが、神楽と黄泉の思いがうまく出ていてよかったですよ。黄泉を刺した神楽の場面は、くるものがありましたし。ただなぁ、そこできれいに終わって欲しかった。最後に大量の怨霊が神楽を襲って、神楽が戦っているって場面で終わるのは・・・。黄泉を討った神楽が、かなしさや虚しさを感じる場面で終わって欲しかった、というか。原作のかね合い上、黄泉は死んでいないだろうし、ここで神楽に黄泉を回収させるわけにいかなかったから、こうなったのですかね。ちょっと勿体ない感じもしました。

なんだかんだ書きましたが、全体としてみると、話もすっきりしているし良い作品だなぁ、と思いましたよ。まぁ、グロテスクな描写も多く、悪趣味な感じもしますけどね。でも、後半の話なんかは、本当に力がある。盛り上げて盛り上げて、そのまま突っ走った感じでよかったです。原作では、エピローグで見えた神楽たちが活躍する話なんですかね。なんか、とても読んでみたくなりましたよ。

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