五色の色眼鏡

色眼鏡で前がみえない…。 独断と偏見にみちたアニメの感想です。

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『黒神 The Animation』Episode23「道」感想

こんな早い時間に『黒神』の感想。そう、今日は仕事が休みなのです。で、早めにこの感想を書き終えて、『エヴァ』でも観に行こうかなぁ、と画策しておりますよ。『エヴァ』の感想、どうなることやら・・・。観に行く前から、気にいております。そんなことより、目の前の『黒神』の感想ですね。こちらでも、やっと最終回が放送されました。これで『黒神』の感想も終わるわけですが、来週から月曜日はどうしよう・・・。とにかく、最終回の感想ですね。では、いってみましょう。

今回は、まぁまぁ面白かったです。

結婚式に臨む茜。彼女、そしてクロは、今までの出来事を思い出す。慶太への思いとともに・・・。そして、随分と時が流れたある日、役目を行うクロのもとに、慶太からの思いが届く。「すべてオレが背負う」と・・・、という話。

最終回、どういう話になるのかと思ったら、ほぼ総集編でした・・・。総集編といっても、これまでの出来事を茜とクロが思い返す、という形のものでしたけどね。これまでの慶太による視点から、茜とクロによる視点で、ということで、総集編としては面白かったです。でも、これ最終回だぞ・・・。最終回でいままでの話を回想する形で幕を閉じるのはいいだろうけど、それでも回想シーン多すぎだろ・・・。今の彼らの状況のシーンは、頭と終わりの少ししかないという・・・。まぁ、前回の話が実質的な最終回だったという作りは分かりますけどもね。

回想シーンなんですが、結構、クロと出会う前の茜と慶太の様子や、クロが慶太と出会う時の様子は、しっかり描かれてました。こうして視点を変えて、物語を捉えなおすというのは、面白いですね。物語序盤を思い出すとともに、こういう事情があったんだと納得するところもありました。でも、今回の話、物語の途中ならまだしも、これ最終回・・・。

で、出会いの部分は、しっかりと描いていたのですが、後半部分についてはずいぶんと端折り気味。まぁ、三人の関係が出来上がってしまってからは、特段、今になって描くこともないのかもしれないからなのかもしれませんけどね。でも、茜と黎真の契約の場面は、もっとしっかり描いて欲しかったなぁ。今回、茜視点で契約を受け入れる心情を描いているのはいいのですが、彼女の中にある葛藤というのは全然描かれなかったからなぁ。だって、葛藤してしかるべきでしょう。今まで敵のボス、諸悪の根本だと思っていた人物と契約するのだから。いくら納得すべき言説を並べられても、おいそれと信用できるものではないと思うしね。まぁ、描くだけの尺が無かったということかもしれませんけど。

そんなこんなで、茜は慶太と結婚、幸せな人生を謳歌し、死亡ということでお終い。なんか、そこまで感傷に浸る感じもなかったなぁ。まぁ、慶太自身幸せな人生を送ったようだし、満足して死んでいったからなのか。というか、そこまで慶太に思い入れがないからのような気がする。ところで、クロたち元神霊は年をとらないのか。クロと揶雲、以前と全く変わっていないようだったけど。

さて、終わり方としては、まぁまぁだったかな、と。彼らの今後を見せることで、想像の余地を奪われた印象もあるんですけどね。前回の終わり方で、作品を終わらせてもよかったのかなぁ、という気もしますけどね。一応、ドッペルライナーシステムという、この作品の根本の部分が解決するところまで見せたかった、ということなんでしょうね。


今回の話についての感想は、ここまで。で、この『黒神 The Animation』全体についての感想。

感想は、いまいち面白くなかったかな、と。

前半については、取り立てて面白い、というわけでもないが、それなりに楽しんでみていたわけですが、後半になって・・・。とくに、最後の真神編になって・・・。この作品、現代社会の裏で、暗躍する影、そして超絶アクションが行われる、ということに魅力があったんですが、真神編になってからは舞台も思いっきりファンタジーの世界になってしまったからなぁ。現代社会から、ファンタジー世界に舞台を移したことで、魅力が激減・・・。というか、この作品、2クールの作品なのに、舞台がコロコロと変わりすぎ。舞台だけならまだしも、倒すべき敵についても変わりすぎ。蔵木編なんかも、結局、端折りすぎになって残念な終わり方になった印象だし。なんか、作品全体での統一性みたいなものが、もう少し欲しかったなぁ。

次に、キャラクターの無駄遣い感がすごくある。前にも感想で書いたと思うのですが、どうもキャラクターに思い入れができる前に次々と死んでしまう。使い捨て感がすごい。たぶん、生か死かみたいな二択の結論しかないような戦闘に問題があったのでしょうね。主人公の慶太も、死んでは生き返りを繰り返していて、死ぬような場面があっても、「どうせ生き返るんでしょ」という冷めた見方しかできなくなっていたし。生か死かという戦闘による勝敗だけを目的とするのではなく、違うところに目的をおいた上での戦闘や、妨害や水入りなどをうまく入れるような形で、戦闘を見せるべきだったのではないかなぁ、と思いました。

あとは、作品の雰囲気の問題。キャラクターの雰囲気というのかね。前半は、慶太がうじうじしすぎで、どうしても爽快感の欠ける印象だし。後半になったら、それまで楽しませてくれたキャラクターだったクロが思い悩むようになり、楽しんで見られる雰囲気が全然なくなってしまっているというね。前半については、クロが楽しませてくれる場面もあったのだが、主人公は慶太で慶太視点で作られているため、慶太の暗くうじうじした心情がクロの面白おかしい言動も食ってしまう感じでね。そして、後半には、クロも・・・。ということで、もう少し明るく楽しめる感じで、作品を作ることができなかったのか、と。そんな印象をもちました。

感想はこんなところですかね。なんといっても、地味な作品。地味だけれども、良作、というのならいいのですが、そうでもない・・・。それでいて、目新しい感じも全然ない・・・。そんな印象の作品でした。なんか、サンライズ作品らしからぬ作品だなぁ、と。もちろん、悪い意味でね。べつに、サンライズが良作ばかり作るとは、全く思っていませんよ。でも、サンライズ作品、たとえ駄作でも、話題性があったり、見るべきところはある、というような作品を作るという印象があるんです。まぁ、個人的な印象にすぎないですけど。でも、そんなサンライズが作った『黒神』、なんかいろいろと残念な気がしました。

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