五色の色眼鏡

色眼鏡で前がみえない…。 独断と偏見にみちたアニメの感想です。

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『うみものがたり~あなたがいてくれたコト~』#012「島の心 人の心」感想

早いところでは大分前に放送されたようですが、こちらでもやっと放送されました、『うみものがたり』の最終話。これで、一日に三本もアニメの感想を書く日曜から解放される・・・。感想書くのは好きですよ、でも自分には、毎週毎週、日に三本も感想を書くのはきつすぎた。貴重な休みなのに、アニメ見て感想書くだけで一日が終わってしまう感もあったし。来週からは、『鋼の錬金術師』と『テガミバチ』の二本で、いい塩梅になるのでは、と思っています。さてその前に、『うみものがたり』の最終話の感想を書かないといけませんね。では早速、感想です。

今回は、なかなか面白かったです。

セドナと一体化したウリンの前に、マリンと夏音は倒れていた。ウリンは、マリンも闇の心にとらわれるようにしようと、彼女を連れ出し自分さえも嫌いになるようにしようとする。そんなウリンにマリンは、自分のウリンに対する気持ちをぶつける。その言葉に、変化の兆しをみせるウリン。そんなウリンにセドナは彼女を絞めつけようと動き出す。ウリンは、自分の身を犠牲にしてでもセドナを封じ込めようとするのだった・・・、という話。

闇が人間が捨てた悲しみだとわかり、光と闇が対立するものでない、と分かった前回。それでもウリンとセドナが一体化してしまい、それをどう解決していくのかなぁ、と思っていたんですが、光と闇が溶け合う、か・・・。話の展開自体は、微妙な感じでまとめたなぁ、という印象です。松本が、なにか握っているのでは、とも考えていたんですが、そういうこともなかったし。

でも、ウリンに対する思いをぶつけるマリン、そして自分の身を犠牲にしてセドナを封じ込めようとするウリン、そんなウリンが最後に吐いた本当の思い、こういった場面はこみあげてくるものがあるくらい感動的でした。自分は嫌われなれているから、マリンにも嫌われてもいい、というウリンは、ほんと悲しすぎるぞ。そして、以前は分からなかった島唄の意味、ここで使うためだったのね。良かったですよ。自分を犠牲にしてでも、とセドナの封じ込みをはかるウリンが最後に吐いた言葉、これは良かったです。『ザンボット3』の人間爆弾の話を思い出すような感動。カッコいいことをしようとしていても、最後の最後で本心が出ることで、人間味がぐっとでていいんだよね。まぁ、そのウリンの言葉を待ち構えていたかのように、マリンと夏音がウリンを助けに行くのはどうかと思いましたけど。

そして、マリンと夏音の別れ。ちょっとやりとりが長かったかなぁ。クールぶっていた夏音が、マリンが海に帰っていくのを見て、海へ足を踏み入れるシーンは良かったですけど。でも、夏音の「あいしてる」のエコーのかかり方は・・・。いや、セリフ自体は良かったんですけどね。

展開自体には煮え切らなさも感じましたが、しっかり盛り上げる展開を見せてくれる最終回だったかな、と。なぜ急に光と闇が溶け合っていくのかとか、よく分からなかったですけどね。でも、人間、光と闇を抱えながら生きていくものである、そういうことはしっかり伝わってくる終わり方だったと思いますよ。

では、『うみものがたり』全話見終わっての感想。

感想は、なかなか面白かったです。

リアリティある心情描写と魔法少女のように変身する高校生、そのことが作品の独自性としてうまく機能すればよかったのですが、なんかアンバランスな感じになっていた印象です。とくに、変身したあとの決めポーズは、この作風には全く合わなかった。

でも、作品を通して描かれる登場人物たちの感情の動き、そして変化は、とてもリアルで良かったと思いますよ。人間の表の感情と、自分でも認めたくない裏の感情、それを違和感なく描いていたと思うし、それがしっかりと物語を紡いでいくかたちになっていたと思います。表の感情を光、裏の感情を闇と短絡的な分け方をして話を進めていきましたが、そこにもしっかり意味があったしね。そして、人間どうしの思いのすれ違い、この描かれ方もとても良かった。それはマリンとウリン、夏音と小島くんの関係に顕著でしたけど、人間どうしの誤解や齟齬が物語を引っ張っているし、この人物はこう言っているけど、実際はそんな人ではない、みたいな登場人物たちがそれぞれ視点で他の人物を見ている点も面白かったです。

話の展開としても、まず視聴者に一番近い夏音の闇の部分を取り上げた上で、マリンとウリンの闇をテーマにしていくという順序で、すっと世界のなかに入っていける感じがありました。ほんと人間の描写がうまい作品だったなぁ、と思います。ただ、だからこそよくある魔法少女っぽい部分がなじんでなかったように感じるし、最後に捉え方が変わるとはいえ、光と闇の二項対立的な図式で話を進めていったのは無理があったように思えました。

こう考えてみると、非常におしかった作品のように思えますね。魔法少女の部分がちゃんと作風に溶け合っていれば・・・。

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