五色の色眼鏡

色眼鏡で前がみえない…。 独断と偏見にみちたアニメの感想です。

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『君に届け』episode.25「新年」感想

やっと、『君に届け』も最終回まで見ました。本当なら、一昨日見て感想まで書いてしまうつもりだったんだけどね。一昨日は、そんな状態ではなかったもので・・・。疲れが半端なかったし。今日は、だいぶ元気になりましたよ。二連休で、ちょっと休み疲れみたいな感じはあるのですけど・・・。とにかく感想いってみましょうかね。では、『君に届け』最終回の感想です。

今回は、なかなかおもしろかったです。

初詣に来ている爽子と風早くん。出会ったときのことを思い出す爽子だったが、風早くんも爽子のことを入学式のときから覚えており、その後の彼女も見ていたのだった。風早くんのいい方向に変わってきているという言葉に感動する爽子。そして、二人して神社で新年を迎え、参拝もする。おみくじで大吉の風早くんに、凶の爽子。風早くんは、その大吉のおみくじを爽子にプレゼントとして渡すのだった。初詣も終え、帰路についた二人は・・・、という話。

最終回なのに、いつものノリのまま終わった、という感じでした。シリアス一辺倒になるのではなく、笑いあり、みたいな感じで、いつも通り、という感じだったかな、と。まぁ、最後の最後は、最終回らしいような感じで、これまで登場したキャラクターたちの新年を迎えた様子を見せていましたけどね。いつも通りな感じの最終回でいい、という感じもありますが、正直、最終回にしては内容が薄いような感じも・・・。前回と今回で話を引き延ばしている感じもするし。今回の話で、爽子の心境の変化みたいなことも特段ないしね。感想で書こうと思うこともあんまりないんだ・・・。なんかそれがちょっと残念でした。

前回と引き続きの今回の話。この二話を通じて、爽子と風早くん、互いが互いの思いを知る、という感じの話でしたね。そんな中で、今回特徴的だったのが、風早くんの気持ちというのが語られたこと。いままで、彼のセリフでしか知ることができなかった彼の気持ちが、心の声として分かることになったのは新鮮でした。これまで、徹底して爽子目線などでしか風早くんの気持ちを推し量るしかなかったですからね。彼が爽子をどう思っているのか、この初詣をどう思っているのか、それが、この最後の話でわかったのはよかったですよ。

最終回だし、一貫して爽子と風早くん二人の話に終始するのかと思っていたら、千鶴やあやねの話もしっかり展開していくのね。彼女たち、爽子と風早くんの傍観者という立ち位置だけでなく、しっかりと彼女たちの物語もある、と。なんか、基本シリアスな感じの爽子と風早くんに対して、千鶴やあやねたちの話が、ギャグ基調になっていたのは、いいアクセントだったかな、と思いましたよ。龍が帰ろうとしたため、千鶴が追いかけ、二人になるし、あやねはジョーにつかまっていて、それから解放されたと思ったら、ピンと出会う、と。爽子と風早くんのカップルだけでなく、千鶴やあやねも、それぞれの恋(?)を進めていく感じはおもしろいですね。カップルそれぞれで、雰囲気が違うのも興味深かったし。あやねとピン、互いにけんか腰の二人ですが、あれはあれで馬が合っているんじゃない、と思ったりしましたよ。

おみくじのシーン、大吉の風早くんに、凶の爽子。爽子の凶は、その前の振りからなんとなく想像できました。で、彼女の恋愛運の項目、なんとなく、今後の彼女に巻き起こる事を暗示しているような感じも・・・。風早くんが爽子に大吉のおみくじをプレゼントしていましたが、そんなの渡して効果があるのかな?それぞれの運勢を占ったものだから、渡しても意味ないような感じがするけど。そもそも、神社のおみくじ自体に、どれだけ当たるものなのか、という感じもしますけどね。

最後は、それぞれのキャラクターの新年を迎える様子。くるみ、以前の感じに戻っているような。というか、個人的に
、彼女にもっとストーリーに絡んできてほしいのですが・・・。爽子のクラスメートたちは、・・・全然印象にない・・・。爽子の両親は、ほんと仲いいんだなぁ、という感じがします。今回の両親の様子、夫婦として、すごくリアルな感じもしましたよ。そして、爽子と風早くんの別れ。なんか言葉少なに歩いていましたが、カップルとしてどうなんだろ?とも思ったり。楽しいのかどうなのか?なんて。でも、あれが二人が落ち着く雰囲気なのでしょうけどね。で、別れた後の風早くんの独白、なんか意味深だったなぁ。

すっと流れていくような最終回でした。この後も物語が続いて行く感じはいいのですが、前回か今回でもう少し盛り上がるような出来事があってもよかったなぁ、とも思いました。爽子と風早くんが二人で新年を迎える、という出来事があったのですが、クライマックスとしては、ちょっと予定調和すぎる、感じがするというか・・・。今回、こういう結末になるのはいいのですが、その前に二人の関係に・・・、みたいなのがあってもよかったのではないか、と。でも、こんな話でも、しっかりとおもしろくみせてくるのは、さすがだと思いましたよ。


ここまでが今回の感想で、以下、この作品全体の感想。

感想は、おもしろかったです。

こういう恋愛物は苦手だった自分(食わず嫌いだったのかもしれませんが・・・)、ですが、普通に楽しんでみることができたのは、それだけ作品が素晴らしいということなんでしょう。話の軸は、青春ラブストーリーで、真面目なものなんですが、それをおもしろい描写も織り込みながら魅せていったのは見事だったと思います。とくに序盤のみんなから距離を置かれている爽子、というキャラクターも、普通なら暗くてかわいそうな感じに描かれそうなところを、面白おかしく描いていたのはよかったです。ちゃんと笑える描写になっていたし。マンガ原作で、原作通りなのかもしれないですけど、映像化したときにちゃんと楽しめる映像にできるか、というのがアニメスタッフの力量だろうし、その点ではうまく話を盛り上げていたなぁ、と思います。

ストーリーは、第1話の段階で、どういう結末に至るのかがわかるような感じでしたね。展開を二転三転させたがるような最近の作品の中にあって、ある程度先が見えるというのはいいことだったと思います。予想される結末に至るのかの過程をどう見せるかでもあるわけだし。肝心の中身の話ですが、爽子と千鶴・あやねが微妙な距離感になる話や、くるみ関係の話などはとてもおもしろかったです。個人的に、キャラクターたちが内に秘めた思いを爆発させるような話が好きなのでしょう。ただ、そのくるみの話の後は、原作通りのためなのか、ちょっと話自体に勢いがなくなってしまった感じも・・・。千鶴関係の話は、当然あっていい話だし、いい話だと思うのですが、爽子に直接かかわる話ではなかったし、初詣の話も爽子と風早くんの間になにか波風が起こることもなく、順調に関係を進展させていっただけだったし。もう少し、最終回に向けて、盛り上がるような話もうまく盛り込んでほしいような感じはしました。

キャラクター描写は、それぞれが複雑な思いを抱えていること、それをうまく表現していたと思いますよ。言葉で表すことが難しいようなそれぞれの思い、なかなか感想書くのが難しかったんだ・・・。それでいて、各キャラクターがそれぞれらしい思いで葛藤したり悩んだりしていたしね。うまかったと思います。はじめは完璧なキャラクターのようにも思えた風早くんや龍、そんなキャラクターたちも距離が遠かったから見えなかっただけで、物語が進むにつれて、彼らの複雑な思いや悩みが見えてきたのはおもしろかったです。あと、個人的に、好きなキャラクターは、くるみとかあやね。ちょっと一癖あるような、腹黒さがあるようなキャラクターが好きなんだなぁ、再認識。まぁ、純粋な主人公である爽子も好きですけどね。

なんかいまいち感想になっていない気がしますが、こんなところで。こんなに感想が書けないの、自分が少女マンガ原作の作品とか全く見ていなかったので、比較しながら見るとかできないのが原因でしょう。ラブストーリー自体、全然見てないしね。今後はもっとこういう恋愛物も見ていきたいですね。あと、この作品、最後で二期についてもほのめかしてましたが、どうなるんでしょう?実写化もするみたいですが、実写は苦手なので見ませんが・・・。とにかく、おもしろい作品だったので、二期があることを期待してますよ。

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能登麻美子浪川大輔

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